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杉並区の認可保育園に入りたい!入りやすさは?

投稿日:2018年8月21日 更新日:

 

杉並区といえば、公園や緑が多い閑静な住宅地がイメージされます。中央線の荻窪、高円寺、阿佐ヶ谷、井の頭線の久我山、永福町など魅力的な街も多いですよね。

 

そんな杉並区における認可保育園への入りやすさを確認してみましょう。

 

1.【杉並区】認可保育園の定員数

 

杉並区に住む0歳~5歳の子供の数は25,504人です(2018年4月1日時点。杉並区年齢別人口表より)。ここ10年ほど、乳幼児の数が増加し続けています。2008年4月1日時点では20,212人ですので10年で約1.2倍となっており、都内全体と比較すると緩やかではありますが人口は増加しています。

 

2018年 2008年 増減
0歳児 4,421 3,692 729
1歳児 4,435 3,575 860
2歳児 4,442 3,209 1,233
3歳児 4,248 3,275 973
4歳児 4,041 3,309 732
5歳児 3,917 3,152 765

 

 

それに対して認可保育園の定員数は10,981人(小規模保育を含む)です。全体に占める割合は約43%となっています。(平成30年4月に新規園が18も設立されて定員数が1,766人増加しました!杉並区は待機児童の解消に力を入れているようです)

 

もちろん全員が保育を必要としているわけではないでしょう。育休中であったり、専業主婦(夫)家庭であったり、同居家族が子どもの面倒を見ていたりするかもしれません。0歳~1歳であれば、まだ育休取得中かもしれません。4~5歳は幼稚園に入っているかもしれません。

 

とはいえ、まだ杉並区においては認可保育園が十分に足りているとは言えないのではないでしょうか。実際のところを次項以降で確認してみたいと思います。

 

 2.【杉並区】認可保育園の内定結果(2018年)

 

それでは、2018年4月の結果(一次利用調整)を見てみましょう。

 

前年度の結果を公表するか否かも自治体によってバラバラですが、杉並区で公表されているのは、「保育園毎の指数別申請者数/内定者数」および「保育園毎の内定ボーダー(同指数の場合の優先項目も!)」となっています。ここまで公開している区はなかなか見当たりません。杉並区の情報公開レベルは23区首位を狙えるでしょう。

 

※ただし申請者数が延べ人数となっているため、内定率については算出できませんでした。

 

 

3.【杉並区】認可保育園に内定している人たち

 

それでは杉並区の認可保育園に内定しているのは、どのような家庭でしょうか。

 

杉並区においては一般的な共働きの場合は40点となります(フルタイム20点×2=40点)。なお保育園入園希望月までに認可外保育施設等に預託して職場復帰している場合で6か月以上は1点、1年以上は2点、1年6ヵ月以上は3点加点されることになっていましたが、平成30年度より選考基準が変更となり、平成30年度4月以降の預託では復帰ポイントはつかなくなりました。代わりに育休ポイントとして1歳児クラスは2点、2歳児クラスは3点、3歳児クラスは4点加点されることになっています。

 

また兄弟姉妹が在園している認可保育園に申請する場合には2点の加点がつきます。また産休退園した児童が再度入園を希望する場合には10点加点がつきます(※育休退園ではポイントがつきません)

 

同指数での優先順位は、次の通りです。

 

1杉並区民(申込日以降)

2年齢上限がある杉並区の認可保育所等の卒園児

3 障害児認定を受けている児童。

4 新規/兄弟姉妹が利用する認可保育所等への転園申込

5 杉並区民(入所希望月の前年1/1時点)

6入所を希望する認可保育所等の希望順位が高い児童

7 認定事由を有する期間(月数)が長い児童(育休/求職活動期間は除く)

8 入所内定を辞退していない児童

9 保護者が杉並区の保育施設等の保育士

10 経済的に困窮度の高い世帯(保育料の階層区分がA・B階層に相当する世帯)

11 誕生月が12月1日~4月1日の児童(1歳児4月入所のみ)

12 兄弟姉妹が同時申込

13 子どもの数(小学生以下)

14 杉並区民歴

15 世帯年収

 

なお杉並区は平成30年度からガラリと選考基準が変更になりました。認可外預託&復帰ポイントがなくなり、代わりに育休ポイントがつくようになっています。

 

杉並区の選考基準はコチラ

 

これらの前提条件を基に、杉並区の認可保育園に内定している人を推定してみましょう。

 

【0歳児クラス】保育園を選ばなければ確実に入れる

 

選考基準が変更になった影響で、平成30年度では0歳児クラスの難易度は下がりました。これは育休ポイントを期待して1歳児クラス、2歳児クラスを目指す人が増えたためと考えられます。また杉並区が保育園の新設を増やしており受け皿が増えていることも影響しています。

 

驚くことに、例年ではあまり見られない「希望者全員内定」の保育園が29か所もありました!(募集していたが希望者ゼロの園を含む) 保育園を選ばなければ、どのような指数であっても確実に保育園には預けられる状況です。

 

全体として内定ボーダーは40点という保育園が多く、また40点同士の闘いも激しくはないようです。入れる見込のある園の希望順位を高くしておけば、ほぼ入れたでしょう。

 

一方、平成29年度内に復帰していた人には認可外&復帰ポイントがつきますので、復帰ポイントあり41点の層は、ほぼ確実に第1希望を叶えることができたようです。

 

【1歳児クラス】40点でも希望が叶う可能性大

1歳児クラスを狙って認可外&復帰ポイントをつけるべく平成29年度に復帰していた方々が、選考基準の変更に最もヤキモキしたのではないでしょうか。「せっかく0歳児から認可外預託&復帰して2点加点していても、ずっと育休をとっていた人も同じく2点加点になるの!?」と驚いたことと思います。

 

安心してください!育休ポイントは平成31年4月からの適用ですので平成30年4月は影響ありません!

 

人気園の内定ボーダーは42点、41点ですが、多くの園は内定ボーダー40点です。

 

人気園を避けて入れる見込のある園の希望順位を高くしておけば、40点でも入れるでしょう。0歳児クラスよりも40点同士の闘いは厳しく、「杉並区民歴」が勝敗を決める要因になってきます。

 

 

【2歳児クラス】保育園によってバラつきあり

一般的には2歳児クラスは募集枠が減るため、他の年次よりも激戦になりやすい傾向にあります。杉並区の場合、そもそも募集していない園も見受けられますが、そこまで厳しい闘いではないように見受けられます。内定ボーダーは保育園によって大きくバラついています。43点、44点などの高得点もある一方で40点未満の園もあります。

 

希望の園に入れるかどうかは、その園の欠員状況や希望者数によるといったところでしょう。

 

【3歳児クラス】保育園によってバラつきあり

内定ボーダーの多くは44点と、なかなか厳しい闘いです。ただ、やはり保育園によってバラつきが大きく、定員割れしている保育園も存在しています。上限2歳までの保育施設からの卒園児は40点なので、なかなか希望を叶えるのは難しいですが、どこかには必ず入れるようです。

 

【4~5歳児クラス】確実に入れる

4~5歳児クラスはガラガラに空いている区も多いですが、杉並区の場合も同じようです。区立園は欠員があるか否かは運次第ですが、私立園の多くの園は定員割れしているので問題なく入ることができます。

 

4、結論

 

結論:保活難易度はミドルクラス

 

「誰でも希望すれば入れる」状況とはいえませんが、だいぶ保活難易度は下がっているようです。ただ、平成30年度の0歳児クラスを見送った組が平成31年度1歳児クラスに殺到すると考えると、平成31年度1歳児クラスは厳しい闘いになると思われます。勝敗を決める要因は「保育園希望順位」「杉並区民歴」となるでしょう。

 

他の自治体の状況と比較してみてくださいね!

 

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