都内に実家がある場合、子育てに協力してもらうことを考えて実家近居を考える方も多いですよね。
両実家が遠方である世帯からすると羨ましい話ではあると思います。
ただし実家が近い遠いに関わらず、引越しを考えたときは、引越先となる区の認可保育園の選考基準を調べておいたほうが良いでしょう。
1.実家が近いと選考基準で不利になる
区によって認可保育園の選考基準は異なりますが、実家が近い場合、ほとんどの区において選考基準で不利になります。
ただし、区によって条件の詳細は異なります。例えば近居とされる条件としては、以下のようなものが挙げられています。
・完全同居
・同じ敷地内同居(マンション別室は同じ敷地内とみなす)
・近隣500m以内に住んでいる
・実際の距離ではなく同じ区に住んでいる
などなど。
実際の距離に関係なく、同じ区に住んでいるだけでも不利になるケースは引越しの時点では気付きにくいので、特に注意が必要でしょう。
2.実家が近くても不利にならないケース
実家が近くても不利にならないケースもあります。それは祖父母などの同居家族が、“保育にあたれる環境にない”と認められるケースです。
具体的には65歳以上である、働いている、学生である、要介護状況などが該当します。
もしも祖父母ともに65歳未満で、働いていないとなれば、選考基準で不利になる可能性が高いです。
※裏技としては、選考期間の少し前からアルバイトで良いので週4日3時間以上(区によって具体的な日数や時間は異なります)は働いたという実績を積んでもらうことが考えられます。
3.保活は住む場所が重要。エリアの選定は慎重に。
実家が近い場合には認可保育園に入るときの選考基準で不利になりますが、そもそも保育園に入りやすい区なのか、入りにくい区なのか、ということが重要になってきます。
保活激戦区ですと、実家が遠いフルタイム勤務でも、なかなか認可保育園には入りづらいという実態があります。
実家近居でも、そこまで選考基準で不利にならない区の場合には、実家の協力を得ながら認可保育園に通っている世帯が目立つというケースもあります(目黒区では、祖父母の送り迎えを良く見かけます)。
都内が実家である場合も、実家が遠方である場合も、引越しを検討する際には、まず引越し先の保育園状況と選考基準を調べておくのが良いでしょう。
*こちらの記事もどうぞ*