都内に住むなら、「認可保育園に入りやすい区はどこか?」が気になりますよね。
「認可保育園の入りやすさ」は“待機児童数”にて、おおむね把握することはできます(【2018年】東京23区待機児童数ランキングはコチラ)。
ただ、必ずしも待機児童数だけで認可保育園の入りやすさを判断できるわけではありません。
ここでは、管理人が独自で判断した認可保育園に入りやすい区ベスト5とワースト5をご紹介します。
目次
1.待機児童数では認可保育園の入りやすさは分からない!?
必ずしも「認可保育園の入りやすさ」と「待機児童数」が直結しているとは限りません。
それは何故かというと、認可保育園の入りやすさには下記のような項目も影響してくるからなのです。
①住んでいる人の数
住んでいる人が多ければ待機児童数も多くて当然ですよね。逆に住んでいる人が少ないのに待機児童数が多い区は…!?
②隠れ待機児童
保活激戦区だと、そもそも保育園に入れる可能性が低いので、認可保育園に申請していない人もいます。そうすると待機児童数には反映されませんよね。
③住んでいる人の属性
専業主婦の世帯が多いエリアであれば保育園の需要は低いですよね。
④本人の属性
フルタイムの会社勤務ではないと、選考で不利になることも。
⑤選考基準
区によって選考基準は全く異なるので要注意!(23区の選考基準まとめはコチラ)
では、実態に踏み込んだ「認可保育園に入りやすい区」はどこになるのでしょうか?
※ここでの前提は「フルタイム会社勤務の共働き世帯」としています。
2.【2018年】認可保育園に入りやすい区ベスト5
第1位 豊島区
保育園に入りやすい区は豊島区です。2018年においては、フルタイム共働き世帯のみならず、すべての世帯が保育園に入れていた状況のようです。点数の低い「休職中」ですと、都内で認可保育園に入ることは絶望的ですが、豊島区においては可能でした。
保活激戦区ではフルタイム共働きであっても認可保育園に入れないというのに・・・!うらやましすぎる・・・!
同1位 北区
同率1位は北区です。豊島区同様、2018年においてはフルタイム共働き世帯のみならず、すべての世帯が保育園に入れていた状況のようです。点数の低い「休職中」ですと、都内で認可保育園に入ることは絶望的ですが、北区においては可能でした。
第3位 品川区
平成30年度に新設された認可保育園が多いため、一気に待機児童が解消した品川区。フルタイム共働き世帯のみならず、希望する多くの世帯が保育園に入れていた状況のようです。
第4位 港区
もともとは待機児童0として有名だった港区は、平成29年度においては転入者が増加したことにより待機児童数も増加しました。平成30年度は新たに認可保育園を設立し、また待機児童も減少。フルタイム共働きであれば、ほぼ確実に認可保育園に入れる状況となっています。
第5位 練馬区
練馬区と葛飾区は同率の5位としました。希望の園に入れるかどうかを別にすれば、フルタイム共働きなら、ほぼ確実に認可保育園に入れるでしょう。低年齢で入園するほど有利なので、希望も叶いやすくなると思われます。
同5位 葛飾区
練馬区と葛飾区は同率の5位としました。希望の園に入れるかどうかを別にすれば、フルタイム共働きなら、ほぼ確実に認可保育園に入れるでしょう。早期復帰ポイントや兄弟ポイントで加点をつければ希望もほぼ確実に叶うと思われます。
3.【2018年】認可保育園に入りやすい区ワースト5
それでは反対に、認可保育園に入るのは厳しそうだな…と予想される区をランキングしていきます。
公表されたデータを基に分析しておりますが、最終的には管理人の独断と偏見でランキングしておりますので悪しからず。
第1位 目黒区
堂々1位は目黒区です!
みなさん、知ってましたか?目黒区は「保活修羅の国」の異名をとってるんですってよ!
保活修羅の国は、幼稚園に入るのも難しいらしいです。願書をもらうために前日夜から並ぶとか何とか。そんな目黒区、「フルタイム会社勤務の共働き世帯」が「0歳児4月クラス」で申請しても半数は落選します。
管理人の住んでいる区なので熱く語ってしまいましたが、保活激戦区なのは間違いないでしょう。
第2位 江戸川区
前年度の内定実績は公表されていないので詳細は不明ですが、人口と待機児童数から推定すると、「フルタイム会社勤務の共働き世帯」であっても0歳児クラス、1歳児クラスは厳しい闘いのようです。
第3位 世田谷区
前年度の内定実績は公表されていないので詳細は不明ですが、「フルタイム会社勤務の共働き世帯」が「0歳児4月クラス」で申請しても、その多くは落選しているようです。
待機児童解消への取り組みには熱心で、保育園の空きが分かるポータルサイトを作るなど、かなり保育事業にチカラを入れています。そのおかげで待機児童数も2017年度から半分まで減少しました。
とはいえ、まだまだ保活激戦区である状況にあると言えるでしょう。
第4位 中央区
中央区はタワーマンションによる人口増加の影響で、保活激戦の時代を迎えているようです。0歳児と1歳児クラスであれば、認可外保育園やベビーシッターを押さえて早期復職をしておけば認可保育園に入れると思われますが、それなりの資金が必要になってくるでしょう。そうでなければ、待機期間が重要となってきますので子どもの生まれ月が早いほど有利です。
第5位 墨田区
子どもの年齢にもよりますが、フルタイム共働き夫婦でも厳しい闘いです。早期復帰ポイントがない(育休ポイントと同じ2点なので、差がつかない)ため、他と差をつけるためには「墨田区の認可保育園の入りやすさの居住歴」が大きな要素となってきます。新参者には厳しい区の認可保育園の入りやすさですので、墨田区の認可保育園の入りやすさへの引越しは慎重に!
同5位 中野区
墨田区と同率の5位としました。23区内の保活激戦区に比較すると少し和らいだ印象ですが、やはり簡単には認可保育園に入ることはできないようです。エリアによる差が大きい区となっています。
0歳児4月入園であれば早期復職などしなくても入園できるだろうと予想されますが、1歳児以降は厳しくなってきます。早めに認可外保育園を押さえた者勝ちになるでしょう。
4.おわりに
お住まいの地域はベスト5もしくはワースト5に入っていましたでしょうか。
ベスト5に入っていた方は幸運な方です。ワースト5に入っていた方は、どのような対策が取り得るのか検討してみましょう。場合によっては認可保育園に入りやすい区に引越しすることも考えて良いと思います。
当ランキングは、あくまでも「フルタイム会社勤務の共働き世帯」を前提に、管理人の判断で作成したものになります。
とはいえ、住まい選びを考えるにあたっては、ある程度の目安にはなるかと思います。
また、上記以外の区も知りたい場合はコチラを参照してくださいね!