品川駅は品川区のようで港区、目黒駅は目黒区のようで品川区なんですよね。大井町、武蔵小山、戸越銀座、中延など、適度な大きさで住みやすい街が多い品川区。
さて、そんな品川区の認可保育園の入りやすさは?
目次
1.【品川区】認可保育園の定員数
品川区に住む0歳~5歳の子供の数は20,734人です(2018年4月1日時点。品川区年齢別人口表より)
0歳児 3,633人
1歳児 3,678人
2歳児 3,642人
3歳児 3,345人
4歳児 3,314人
5歳児 3,122人
それに対して認可保育園の定員数は10,006人です。全体に占める割合は約48%となっています。
もちろん全員が保育を必要としているわけではないでしょう。育休中であったり、専業主婦(夫)家庭であったり、同居家族が子どもの面倒を見ていたりするかもしれません。0歳~1歳であれば、まだ育休取得中かもしれません。4~5歳は幼稚園に入っているかもしれません。とすると、品川区においては認可保育園が充足してきている状況かもしれません。
2.【品川区】認可保育園の内定結果(2018年)
それでは、2018年4月の結果(一次利用調整)を見てみましょう。
前年度の結果を公表するか否かも自治体によってバラバラですが、品川区では、保育園別・年齢別に、内定がとれた指数および世帯収入の階層を公開しています。ここまで詳細に公開している区は他に見たことがありません。
品川区は、利用者の立場に寄り添ったサービスを提供している区であるという印象を持ちます。
品川区における認可保育園の選考基準はコチラ
これは驚きの結果です!
どの月齢であっても「定員割れ」の保育園があるくらい、ほぼ確実に認可保育園に入れるようです。
特に4~5歳は「定員割れ」が多いので、難なく認可保育園に入園できる様子です。
幼稚園にも入園できずに行先を失ってしまうという「幼稚園難民」の心配とも無縁ですね。
保育園の人気度合によっては、内定に必要な指数が43点のところもありますが、大体は40点で入れています。
世帯収入が1,700万円超の世帯であっても入れているので、保育園を厳選しない限り、不承諾となることはないでしょう。
平成30年4月に新設された認可保育園が12もあるので、受け入れ枠が急増したおかげだと思われます。
3.【品川区】認可保育園に内定している人たち
それでは品川区の認可保育園に内定しているのは、どのような家庭でしょうか。
品川区においては一般的なフルタイム共働きの家庭が40点の指数となります。保育園申請の〆切りとなる12月初めまでに職場復帰し、認可外保育園やベビーシッターと月極で契約している場合には3点~1点が加点されます。
なお品川区の場合、同指数の場合に優先されるのは、①基本指数が高いもの、②階層(課税額)の低いもの、③同居の父母のいないもの、④区内在住年数の長いもの、になります。
単純に世帯年収の低い順で入園が決定していくと考えて良いでしょう。
これらの前提条件を基に、品川区の認可保育園に内定している人を推定してみましょう。
【0歳児クラス】ほぼ全員が入園できる。
21点で内定している家庭があり、定員割れしてる保育園もあるため、ほぼ全員が認可保育園に入園できたものと思われます。
【1歳児クラス】フルタイム共働きであれば、ほぼ入園できる。
育休が取得できる期間との兼ね合いから、1番競争率が高いのは1歳児クラスです。35点で内定できる保育園があるものの、そこ以外は40点以上ないと入れていません。定員割れしている保育園は地域型保育園の1つのみ。フルタイム共働きでないと入園は厳しそうです。
【2歳児クラス】人気園に入るのは厳しいが、ほぼ入園できる。
24点で内定できる保育園があり、他にも40点未満で内定している保育園があります。上限が2歳までの地域型保育園は敬遠されてか定員割れしているところが多いですし、それ以外にも定員割れしている保育園があるので、どこにも入れずに困っている家庭はゼロだと予想されます。ただし小山台保育園など人気園の場合、45点以上の指数がないと入れていないようです。
【3歳児クラス】ほぼ全員が入園できる。
24点で内定できる保育園があり、他にも40点で内定している保育園があります。1歳児、2歳児よりも競争率は低く、私立認可保育園の定員割れが多いです。私立認可保育園であれば希望が叶いそうです。
【4歳・5歳児クラス】ほぼ全員が入園できる。
定員割れしている保育園が多いので、誰でも入れる状態ではないでしょうか。ただし区立認可保育園は3歳児さんからの進級で枠が埋まってしまうので、そもそも募集をしていないようです。
4、結論
結論:品川区なら認可保育園に入れると思って良し!
お隣の目黒区とは圧倒的な差がありました。
平成30年4月に新設された認可保育園が12もあるのが素晴らしいですね。品川区が待機児童問題に真摯に取り組んでいることが分かります。
今の自治体で保活に苦労している方は品川区への引越しを検討してみては如何でしょうか。もともとの定員数が多く、また今後も認可保育園を新設する予定のようですので、転入者が増加しても突如として保活激戦区になることはなさそうです。
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