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新宿区で認可保育園に入りたい!入りやすさは?

投稿日:2018年8月13日 更新日:

 

新宿区といえば、ついつい歌舞伎町や新宿2丁目などの飲み屋街を思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか。実は、信濃町・四谷・千駄ヶ谷など緑も多くて落ち着いた品のある街や、神楽坂など昔ながらの風情もありながらお洒落な街、落合などの住みやすい住宅街もあり、表情豊かな区なんですよね。

 

そんな新宿区における認可保育園への入りやすさを確認してみましょう。

 

1.【新宿区】認可保育園の定員数

 

新宿区に住む0歳~5歳の子供の数は14,118人です(2018年4月1日時点。新宿区年齢別人口表より)。新宿区においても、ここ10年ほど乳幼児の数が増加し続けています。2008年4月1日時点では9,947人ですので10年で約1.4倍に増加していて、都内全体と同じ推移をたどっています。(※2014年から外国人の数を含めることになった影響もありますが、差し引いても1.3倍には増加しています)

 

2018年 2008年 増加数 増加率
0歳児 2,590 1,845 590 140%
1歳児 2,499 1,799 502 139%
2歳児 2,446 1,620 669 151%
3歳児 2,257 1,620 459 139%
4歳児 2,209 1,572 480 141%
5歳児 2,117 1,491 467 142%
合計 14,118 9,947 3,167 142%

 

それに対して認可保育園の定員数は7,128人(小規模保育を含む)です。全体に占める割合は約50%となっています。他区に比べると充足率は高いといえるでしょう。

 

もちろん全員が保育を必要としているわけではありません。育休中であったり、専業主婦(夫)家庭であったり、同居家族が子どもの面倒を見ていたりするかもしれません。0歳~1歳であれば、まだ育休取得中かもしれません。4~5歳は幼稚園に入っているかもしれません。

 

とはいえ、潜在的な保育ニーズはまだまだ存在していると思われます。

 

2.【新宿区】待機児童数

 

2018年における新宿区の待機児童数は25人。東京23区ランキングにおいては待機児童数の少なさにおいてベスト5となっています。待機児童数だけで見ると、認可保育園には入りやすいのかなと予想されますね。

 

3.【新宿区】認可保育園の内定率

 

それでは、新宿区における認可保育園の入りやすさについて検討していきましょう。

 

前年度の結果を公表するか否かも自治体によってバラバラですが、新宿区では前年度における内定ボーダーは公表されていません。4月入園申請者数、内定者数についても一定期間しか公開されておらず、HPでは確認することができませんでした。

 

公表されているのは翌月の「入園募集見込数」と「入園申込状況一覧」のみです。平成30年7月において、8月入園の状況が確認できました。

 

8月入園の申請状況

募集枠 申請者 倍率
0歳児 3 199 6633%
1歳児 4 142 3550%
2歳児 38 73 192%
3歳児 137 41 30%
4歳児 225 12 5%
5歳児 280 13 5%
合計 687 480 70%

 

 

0歳児、1歳児クラスで途中入園できるのは相当ラッキーな場合のみ、のようです(ただし0歳児クラスの倍率が突出して高いのは、不承諾通知をもらって育休手当を延長する目的の人も多そうです)。

 

2歳児クラスであれば、そこそこ可能性はありそうです。募集枠があっても、申請者ゼロの園があるのは面白いですね。ほっぺるランド市ヶ谷、とちょう保育園など。市ヶ谷エリアに住んでいるのはお金持ち世帯なので保育園は不要、とちょう保育園は都庁職員でもないと預けに行きづらい・・・といった事情でしょうか。

 

3歳児クラスになると、需給が逆転して簡単に認可保育園に入れるように見えます。ただ募集枠がある園は限定されますので、希望の園に入れるかどうかは不明です。

 

4歳児5歳児クラスになると、ほとんどの園で募集枠がありますので、希望の園を選んで入園することができるようになります。

 

 

4.【新宿区】認可保育園に内定している人たち

 

それでは新宿区の認可保育園に内定しているのは、どのような家庭でしょうか(内定者のボーダー指数の情報がないので、ここからは推測の世界になります)。

 

新宿区においては一般的なフルタイム共働きの家庭は20+20=40点の指数となります。保育園申請の〆切である12月中旬より前に職場復帰し、認可外保育園やベビーシッターに預けている実績があると2点加点されます。また育休明けでも2点が加点されます。早期復帰するにせよ、しないにせよ42点に落ち着くことになります。

 

また新宿区において兄弟加点はありません(育休退園させられたケースは除く)。

 

同指数であった場合の優先順位は、下記のとおり明示されています。

 

1新宿区民

2新規申込

3緊急性

4兄弟在園

5ひとり親等の不存在

6基本指数の高さ

7類型項目での順位

8認可外預託

9待機期間(育休期間は対象外)

10兄弟同時申請

11保育士

12滞納なし

13祖父母なし

14世帯収入

15保育園との距離

16区民歴

 

 

新宿区の選考基準はコチラ

 

これらの前提条件を基に、新宿区の認可保育園に内定している人を推定してみましょう。

 

【0歳児クラス】フルタイム共働きなら入れる

フルタイム共働きであれば、復帰していても、育休中でも42点となります。中途入園は倍率を見る限り、内定を貰えるのは奇跡のような確率となっています。一方で待機児童数を見ると、4月入園はそこまでの激戦ではないと予想されます。フルタイム共働きであれば、認可保育園に入れるのではないかと思われます。すでに兄弟が希望園に在園している、認可外に預けて復帰している等の優先項目を満たしていれば、第1希望の保育園に入れる可能性も高いでしょう。

 

【1歳児クラス】フルタイム共働きなら入れる

0歳児クラスと同じく、フルタイム共働きであれば認可保育園に入れるのではないかと思われます。すでに兄弟が希望園に在園している、認可外保育園に預けて復帰しているケースは同指数における優先順位が高いため、ほぼ確実に希望は叶うでしょう。なお待期期間が長いほど優先されますので、入園申請をしたうえで復帰時期が早い人ほど希望が叶いやすくなります。

 

【2歳児クラス】フルタイム共働きなら入れる

2歳児クラスは中途入園の倍率がグッと下がっていますので、4月入園における倍率も下がっているものと予想されます。0歳児クラス、1歳児クラスよりも内定が出やすいと考えるとフルタイム共働きは、ほぼ確実に入れる状況ではないでしょうか。

 

【3~5歳児クラス】ほぼ誰でも入れる

3~5歳児クラスになると募集枠のほうが申請者を上回っていますので、希望すればほぼ誰でも入れる状況のようです。

 

4.結論

 

結論:フルタイム共働き夫婦であれば入れる可能性は高い

 

新宿区は内定指数などの結果を公表していないので、あくまでも予想ですが、フルタイム共働きならば入れる状況ではないかと予想されます。待機児童数は都内でもベスト5に少ない区ですので、そこまで保活に苦労することはなさそうです。

 

ぜひ他の自治体の状況と比較してみてくださいね!

 

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