2月上旬になると、多くの自治体で保育園の内定結果の通知がなされます。
品川区では、早くも2019年4月入所一次募集におけるボーダーも公表されました。
それでは2019年4月入所における品川区における認可保育園への入りやすさを確認してみましょう。 (2018年4月内定結果はコチラ)
目次
1.【品川区】認可保育園の内定結果(2019年)
それでは、2019年4月の結果(一次利用調整)を見てみましょう。
前年度の結果を公表するか否かも自治体によってバラバラですが、品川区では、保育園別・年齢別に、内定がとれた指数および世帯収入の階層を公開しています。ここまで詳細に公開している区は他に見たことがありません。
品川区は、利用者の立場に寄り添ったサービスを提供している区であるという印象を持ちます。
品川区における認可保育園の選考基準はコチラ
前年度は、どの月齢であっても「定員割れ」の保育園があるくらい、ほぼ確実に認可保育園に入れると予想された品川区。
2019年4月においては1歳児クラスに「定員割れ」の保育園はありませんので、1歳児クラスは激戦になったものと思われます。
2~5歳児クラスは「定員割れ」となっている保育園が多い様子。
特に4~5歳は「定員割れ」が多いので、難なく認可保育園に入園できる様子です。
幼稚園にも入園できずに行先を失ってしまうという「幼稚園難民」の心配とは無縁ですね。
3.【品川区】認可保育園に内定している人たち
それでは品川区の認可保育園に内定しているのは、どのような家庭でしょうか。
品川区においては一般的なフルタイム共働きの家庭が40点の指数となります。保育園申請の〆切りとなる12月初めまでに職場復帰し、認可外保育園やベビーシッターと月極で契約している場合には2点か1点が加点されます。また保育士等として働いている場合にも1点加点されます(※平成31年4月より新設されました)
なお品川区の場合、同指数の場合に優先されるのは、①基本指数が高いもの、②階層(課税額)の低いもの、③同居の父母のいないもの、④区内在住年数の長いもの、になります。
単純に世帯年収の低い順で入園が決定していくと考えて良いでしょう。
これらの前提条件を基に、品川区の認可保育園に内定している人を推定してみましょう。
【0歳児クラス】ほぼ全員が入園できる。
24点で内定している家庭があり、定員割れしてる保育園もあります。保育園を選ばなければ、ほぼ全員が認可保育園に入園できたものと思われます。
【1歳児クラス】フルタイム共働きでも世帯収入による。
育休が取得できる期間との兼ね合いから、1番競争率が高いのは1歳児クラスです。28点など40点未満で内定できた保育園もありますが、基本的には40点以上ないと入れていません。フルタイム共働きでないと入園は厳しそうです。
フルタイム共働きでも、エリアや保育園次第では内定がもらえない可能性もあります。ただし世帯年収1,700万円でも加点なしの40点で内定している世帯もあります。また世帯年収2,000万円超の世帯であっても、認可外保育園に預けて加点をつけていれば余裕で内定がもらえるようです。
保育士等として働いていれば1点加点がありますので、確実に入園できるでしょう。
【2歳児クラス】人気園に入るのは厳しいが、ほぼ入園できる。
24点で内定できる保育園があり、他にも40点未満で内定している保育園があります。上限が2歳までの地域型保育園は敬遠されてか定員割れしているところが多いですし、それ以外にも定員割れしている保育園があるので、どこにも入れずに困っている家庭はゼロだと予想されます。
【3歳児クラス】ほぼ全員が入園できる。
24点で内定できる保育園があり、他にも40点で内定している保育園があります。1歳児、2歳児よりも競争率は低く、私立認可保育園の定員割れが多いです。私立認可保育園であれば希望が叶いそうです。
【4歳・5歳児クラス】ほぼ全員が入園できる。
定員割れしている保育園が多いので、誰でも入れる状態ではないでしょうか。ただし区立認可保育園は3歳児さんからの進級で枠が埋まってしまうので、そもそも募集をしていないことが多いようです。
4、結論
結論:フルタイム共働きならば、ほぼ入れる
1歳児クラスは他クラスよりも激戦でしたが、世帯年収1,700万円超であっても加点なしで内定している保育園もありました。
フルタイム共働きであれば、ほぼ認可保育園に入れると言って良いのではないでしょうか。
1歳児クラスだと加点なしは絶望的である目黒区とは圧倒的な差があります。
今の自治体で保活に苦労している方は品川区への引越しを検討してみては如何でしょうか。もともとの定員数が多く、また今後も認可保育園を新設する予定のようですので、転入者が増加しても突如として保活激戦区になることはなさそうです。
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