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杉並区の認可保育園<基本情報>

投稿日:2018年8月21日 更新日:

 

ここでは杉並区の認可保育園に関する基本情報をまとめています。

 

自治体によって選考基準や保育料、第2子以降の扱いはバラバラです。気になる点をピックアップして紹介しますので、他の自治体と比較するための参考にしてみてください。

 

1.杉並区の選考基準は?

 

選考基準は変更されることがあるので、最新情報を確認するようにご留意ください。こちらは平成30年4月入所版の情報になります。

 

なお4月入所の選考スケジュールは、一次利用調整が11月下旬、二次利用調整が2月頭の締切となっています。杉並区の場合は、区役所窓口と各地域の子どもセンターでの提出を可能としています。受付期間中は土曜日も2回ほど区役所窓口を開設しているのが特徴です。

 

1-1.フルタイムの定義

1日8時間(休憩時間を含む)&1ヵ月以上勤務

フルタイムであっても、自治体によっては労働時間次第でフルタイムとして認定されない恐れがあります。労働時間は1日8時間まで定められていますが、これよりも短く設定している会社もありますよね。例えば労働契約にて9:30~18:00と定められている場合は労働時間7.5時間、休憩時間1時間となりますが、杉並区の場合であればフルタイムとして認定してもらえます。また3ヵ月以上継続して勤務していると1点加点されますので、一般的な共働きの場合は20点×2=42点となるでしょう。

 

時短は不利にならない

また杉並区の場合、時短を取得しても時短取得後の労働時間ではく、時短取得前の労働時間で認定されます。その点、時短制度が使える会社員は選考に有利といえます。※1日4時間以上勤務している必要がありますが、時短で4時間未満というのは通常ありえないですよね。(よほど会社と結託していれば有り得るかも?自営雇われなら可能かもしれませんね)

 

在宅勤務は減点されない

在宅勤務であっても減点はされません。

 

1-2.自営・フリーランスは不利か

自営・フリーランスも不利にはならない

 

1-3.兄弟がいると有利になるか

兄弟がいると有利

兄弟姉妹が在園している認可保育園に申請する場合には2点加点されます。また他にも兄弟同時申請で優先順位が高くなります。

 

※ただし、生まれ月には注意が必要

第1子を0歳か1歳の4月入園させることを目指していても、第2子が2~6月に産まれる予定だと「妊娠・出産」要件となり8点になってしまいます。実際に休む間もなく就労していることが証明できれば就労要件になると記載もありますが、かなり厳しいですね。すでに上の子が認可保育園に入っていれば問題ないですが、認可保育園に入っていない場合には、下の子の生まれ月が重要になってきます。(生まれ月なんてコントロールできるものではないと思いますが…)

 

1-4.希望順位の扱い

希望順位は選考に影響する

杉並区において希望順位は影響します!基本は指数の高さで決まりますが、同指数だった場合の優先項目に「希望順位」がありますので、注意が必要です。

 

1-5.保育士だと優先されるか

保育士の優先制度あり

最近、保育士不足が問題になっているため保育士のお子さんは優先して認可保育園に入れるように制度を変更する自治体が増えていますが、杉並区も優遇制度が設けられています。残念ながら加点はつきませんが、同指数だった場合の優先項目として挙げられています。

 

1-6.ひとり親だと優先されるか

ひとり親の優先制度あり

ひとり親の場合、保育者の点数に基本指数20点と、65歳未満の同居家族がいない場合は3点(就労内定の場合は4点)、いる場合は2点が加点されます。ただし、認可保育園に入ることを目的としたペーパー離婚はオススメしません。

保育園に入るための離婚はおススメしない理由

 

1-7.加点を狙うには

「早期復職」→「育休期間の長さ」に変更!

杉並区の場合、認可保育所以外の保育施設に、1日4時間以上かつ1か月12日以上、有償かつ月ぎめで申込み児童を預けている場合には期間に応じて加点がされていました。

 

・・・が、平成30年度から大幅に変更がなされた結果、早期復職の加点はなくなりました。

 

早期復職の長さの代わりに加点項目として挙げられたのは「育休期間の長さ」です。

 

1歳児クラスは2点、2歳児クラスは3点、3歳児クラスは4点加点されることになりました。なお育休期間が終了して「休職」している場合は「就職内定」とみなす、と記載されていることから、育休期間を長期間認めてくれるような融通の利く会社に勤めている人ほど有利ということになります。育休期間として認められるのは通常の会社で2年、公務員で3年なので、3歳児クラスで育休って・・・そんな会社あるのでしょうか?融通の利く会社か否かで変わってくるのは不公平じゃないですかね。

 

1-8.同指数の場合の優先順位

杉並区の場合、同指数であった場合の優先順位は細かく設定されています。

 

1杉並区民(申込日以降)

2年齢上限がある杉並区の認可保育所等の卒園児

3 障害児認定を受けている児童。

4 新規/兄弟姉妹が利用する認可保育所等への転園申込

5 杉並区民(入所希望月の前年1/1時点)

6入所を希望する認可保育所等の希望順位が高い児童

7 認定事由を有する期間(月数)が長い児童(育休/求職活動期間は除く)

8 入所内定を辞退していない児童

9 保護者が杉並区の保育施設等の保育士

10 経済的に困窮度の高い世帯(保育料の階層区分がA・B階層に相当する世帯)

11 誕生月が12月1日~4月1日の児童(1歳児4月入所のみ)

12 兄弟姉妹が同時申込

13 子どもの数(小学生以下)

14 杉並区民歴

15 世帯年収

 

優先項目7は認可外保育園に預託して早期復職しているケースを想定していると考えられますが、平成30年3月末までに早期復職していない場合には加点も優先順位も適用されなくなりますので注意が必要です。

 

それ以外としては、「生粋の杉並区民」を優先する強い意志を感じます。早期復職の加点がなくなることを考えると、昔から杉並区民である人以外にとっては認可保育園に入るのは厳しい状況でしょう。

 

1-9.復帰しなければいけない日

入所月の月末まで

入所月の月末までに職場復帰すればOKです。保育園に通いだしたばかりの子は、すぐに風邪を引いたりするので、育休と同時併用できるのはありがたいですね。

 

1-10.ちょっと気になる点

夫は育休を取りづらい!?

第2子以降にて父母ともに育休を取得すると第1子は認可保育園を退園しなくてはいけません。男性の育休取得を阻むことになりそうです。

 

育休中に転職すると退園!?

おそらく23区はどこも同じですが、育休後に元の職場に復帰せずに転職する場合には「求職」要件になるため点数が低くなるため、せっかく認可保育園に入園できたとしても退園させられてしまうので注意が必要です。転職は復帰後に!

育休中の転職は保育園の選考に不利!転職は育休明けがオススメ。

 

近所に祖父母がいても不利にならない

杉並区の場合、近所に祖父母がいても減点される等の明示はありません。23区の中では、かなり珍しいです。杉並区は、昔から住んでいて結婚後も祖父母と近居するような世帯を優先したいという意向なのかもしれません。

実家近居だと認可保育園に入れない!住居選びは慎重に。

 

区長の意向次第!?

区長が特に配慮を必要と認める場合、20点の加点がつくことになっています。他の指数と違って具体性に欠けており、区長の意向次第で自由に指数を決めることができるでしょう。中野区と似ていますね。杉並区長に保育の必要性を訴えることができた人は20点が加点されるのかもしれません。

 

2.杉並区の保育料は?

 

杉並区の保育料はコチラ。

 

保育料は世帯における市町村民税所得割によって決まります。(市町村民税所得割と年収の早見表を見る

 

3歳未満だと世帯年収が1,000万円×2=2,000万円以上で最高額の6万8千円になるようです。世帯年収が500万円×2=1,000万円の世帯は3万4千円くらいと予想されます。23区においては平均的な金額と言えるでしょう。

 

とはいえ、0歳児の保育費用は月額45万円程度かかっていますし、保育料との差額は国や自治体が負担してくれているのですから感謝を忘れないようにしたいですね。

 

認可保育園の保育料が安い区&高い区ランキング【東京23区】

 

2-1.認証保育園の差額補てん

補助あり

認証保育所(区外も対象)を利用する場合、杉並区は認可保育園を利用した場合との差額を補助してくれます。認可外保育園(区外も対象)についても3万円を上限に補助してくれます。

 

2-2.第2子以降の保育料

第2子は7割、第3子以降は無料

世帯年収や条件によって世帯児童の数え方に違いがありますが、第2子は6割、第3子以降は無料となっています。

 

3.杉並区で育休退園はあるか?

 

下の子が満2歳になる年度末日までOK

 

育休退園とは、「下の子の育休を取得することによって“保育が必要な状況ではない”と判断され、上の子が退園させられること」です。年度の途中であっても退園させられる自治体があり、問題となっています。子どもへの心理的な影響が心配ですね。杉並区の場合は、満2歳になる年度末日まで育休を取得していても大丈夫です。

 

4.まとめ

 

杉並区は平成30年度からガラリと選考基準が変更になりました。復帰ポイントがなくなり、代わりに育休ポイントがつくようになっています。公表されたのは平成29年10月のことですから、復帰ポイントを得るために平成30年4月から通園するべく認可外保育園を探していた保護者や保育園関係者の方々にとっては寝耳に水だったのではないでしょうか。

 

本来、必要がなかったにも関わらず0歳児クラスを狙っていた層が1歳児クラス、2歳児クラスへと流れるのは良いことですが、基準変更は周知期間を十分に設けてから対応して頂けると良いですね。今回、杉並区は1年間の移行期間を設けているので評価したいところです。

 

ぜひ他の自治体の基本情報と比較してみてくださいね。

 

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